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8月24日 国保日高総合病院で勉強会開催致しました。
参加者は12名と少人数でしたが、質疑も多く有意義な勉強会になりました。
実際に生活行為向上マネジメントツールを使用した事例報告が2症例でした。
<内容の紹介>
1症例目は、国保日高総合病院 作業療法士 林祐樹先生の報告で
「生活行為向上マネジメントを導入した事で知人の協力が得られた脳腫瘍患者の一例」でした。
ベット上での生活が長期化してきたため主治医と作業療法の内容を相談。
廃用予防の練習は必要最小限にし、本人にとってよい反応を引き出せる活動を模索する事となる。
車いすでの病棟外散歩、手洗い、洗顔の活動を実施するとリラックスする反応があり継続実施する。
その姿を見た、知人が「◯◯さんおきれるん?」「そんなんできるんだったら私来た時になんか出来んかな?」とのことで、家族同意のもとプランを立てる事になる。
結果、治療計画を整理・明確化することでチームとして統一した動きが出来、知人から洗顔等を継続して受ける事ができた。
2症例目は、中谷病院 作業療法士 上山公美賀先生の報告で
「高齢者住宅でのトイレ動作自立に向けてのアプローチ」でした。
左大腿骨転子部骨折で既往歴に多発生ニューロパチーのある方で、立位での動作に困難があり、転倒の可能性高い状況です。知人の支援もあり在宅での生活を続けていましたが、今回の入院を切っ掛けに高齢者住宅を利用する事になりました。
「しっかり歩けるようになりたい」とのニーズがあり、まずは、高齢者住宅で伝い歩きでトイレ動作の自立を目指すプランを立てる事になりました。
トイレ動作が出来るようになりたい理由は、頻回にヘルパーを利用すると負担金額が増えるとのことで本人の意思を大切にしたものでした。
結果、高齢者住宅でヘルパーを利用する事無く、トイレ動作は出来ているとの事です。
次回、勉強会は和歌山市内で、10月に予定しています。
皆様のご参加お待ちしています。
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